「信州大学の授業から始まった市民マラソン」

信州大学マラソンは、2013年、全学教育機構における「スポーツ実践演習(教員の免許状取得のための選択科目)」の授業として第1回が開催されました。学生53名が参加しフルマラソンとハーフマラソンに挑み49名が完走しました。多くの学生が自ら選択し挑戦した結果、授業の到達目標及びテーマである「生涯スポーツとしてマラソンを完走できる技術、体力、精神力を涵養し、生涯にわたってスポーツの楽しみ方を養う」という目的が十分に達成できました。

2014年からは、学生と市民が信大マラソンを通して交流することを目的に「一般枠」を募集するようになり、毎年30~40名の一般ランナーが参加しています。
2015年からは、学生諸君が運営側としても主体的にかかわるようになり、文字通り信州大学生が運営する信州大学マラソンとして体制が整備されてきました。

2015年、2016年とも開会式には濱田学長が出席され、参加する学生諸君と市民ランナーにエールを送っています。また、校友会からも補給食が提供されるなど、大学あげての取組みとなりつつあります。
2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染防止のため一般市民の参加は見合わせ、学生のみの参加により実施しました。

今年は2013年の第1回開催から数えて10年目、節目の大会です。また、3年ぶりに一般市民を迎えての開催となります。「地域・市民とともにある開かれた信州大学」を発信していくイベントとして発展させていきます。

授業担当及び大会プロデューサー
信州大学全学教育機構教授 杉本光公